このページでは、在庫数を超えて注文が入る「売り越し(過剰販売)」を抑制する機能「Oversell Protection」の仕様、利用条件、および決済手段ごとの挙動を解説します。
1. 概要と目的
フラッシュセール等の大規模セール時、顧客がShopifyの決済ボタンをクリックしてから決済が完了するまでの僅かな時間に在庫が変動し、実在庫以上の注文が発生することがあります。 Oversell Protectionは、KOMOJU決済において、決済プロセス中の在庫切れによる売り越しを最小限に抑えるための機能です。
2. 機能提供について
本機能の根幹部分は、プラットフォーム提供元であるShopifyによって制御されています。
- Shopifyによる機能提供範囲: 本機能は、Shopifyが提供する決済APIの仕様に基づいた機能です。
- 最終判定の主体: 在庫の有無を最終的に検証し、決済を承認するか拒否するかを決定するのはShopifyのシステムです。
- 動作: 弊社では動作の調査については保有しております情報に限りがございます。決済フローにおける在庫引き当ての成否、およびシステム的な動作不良にお困りの際はShopifyへご相談いただくようお願いする場合がございますこと、あらかじめご了承くださいませ。
3. 利用条件と制限事項
利用条件
本機能は現在ベータ版としての提供であり、有効化には申請が必要です。
▶申請方法: オーナー権限を持つアカウントで管理画面にログインの上、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
▶適用範囲: 対象決済手段すべてが一括で有効化されます(特定の決済手段のみを無効化することはできません)。
対象決済手段: クレジットカード/コンビニ(セブンイレブンを除く)/PayPay/au PAY/d払い/楽天ペイ
システム要件(適用外となるケース)
以下の設定がなされている場合、本機能は適用されません。
- Shopify設定で「在庫切れでも販売を続ける」が有効な場合
- Shopify設定で「在庫の追跡」がオフの場合
- クレジットカード決済で「リダイレクトなし」を選択している場合(「外部遷移」のみが対象)
- スマホ決済(PayPay等)で「2社まとめて表示」を選択している場合(「各社ごとに表示」のみが対象)
重要:併用に関する注意点
本機能に対応していない決済手段や、他社の決済プロバイダーを併用している場合、KOMOJU側で「完全な売り越しなし」を保証することはできかねます。 全ての決済経路で在庫制御が働かない限り、売り越しのリスクは残る点をご留意ください。
4. 決済完了までのフローと在庫チェックのタイミング
Shopifyの標準仕様に基づき、決済手段によって在庫チェックの挙動が異なります。
ポイントは「Session Confirm(在庫確認)」から「Payment Resolve(決済確定)」までの経過時間です。
A. クレジットカード・コンビニ決済
これらは外部決済ページへのリダイレクトを必要とせず、KOMOJUのホストページ上で決済が完結するため、通常すべての処理が3分以内に行われます。そのため、売り越しが発生する可能性は低くなっております。
- 在庫チェックのタイミング: KOMOJUホストページ上で「支払う」ボタンをクリックした際(Payment Resolve機能)。
- 在庫切れの場合: 「支払う」をクリックした時点で在庫がない場合、Shopify画面に戻り在庫切れエラーが表示されます。Shopify・KOMOJUいずれにも注文・決済レコードは作成されません。
B. スマホ決済(PayPay / au PAY / d払い / 楽天ペイ)
外部決済ページへリダイレクトされる決済手段では、以下の2段階でチェックが行われます。
- リダイレクト前(Session Confirm): 外部決済ページへ遷移する前に在庫確認が行われます。
- KOMOJU戻り時(Payment Resolve): 顧客が外部決済を終えてKOMOJUに戻ってきた際に、再度Shopify側で在庫確認が行われるかどうかが決まります。